純粋理性批判

第一版 序
人間の理性はその認識の或る種類において奇妙な運命をもっている。すなわちそれが理性に対して、理性そのものの本性によって課せられるのであるから拒むことはできず、しかもそれが人間の理性のあらゆる能力を超えているからそれに答えることができない問いによって、悩まされるという運命である。

最初の2行でつまづきました。情けない話ですが日本語が理解できません。この本は発行されたのが40年前なので(翻訳とはいえ)言い回しが古く、非常に難解です。哲学書自体が難解なのに書かれている文面も難しくてお手上げです。でも翻訳者である高峯一愚さんの名前でググってみたら高峯さんが訳した本が一番分かりやすいと書かれていました。現在市販されている日本語訳は原文を直訳したものばかりでこの本以上に分かりにくい内容になっているらしいです。カントの趣旨を一番適切に翻訳しているのが本書のようなので気合で乗り切るしかないですね。